昨日の学習会は6名の参加で、攻撃的な行動をしてしまう子どもとの関わりを中心に、事例検討を行いました。教育社会学者の杉尾先生にも参加していただいたことで、議論が深まり、新たな視点が加わりました。杉尾先生には、今後も参加していただくことになりました。
次回の学習会は、3月7日(土)です。場所は未定です。ゲストとして、宮崎日日新聞の新坂英伸さんをお呼びして議論に参加していただきます。新坂英伸さんは、子どもの貧困に関する連載「誰も知らない〜みやざき子どもの貧困」を担当された方です。
この学習会は、校種を問わず、宮崎県内の教職員とSSW(スクールソーシャルワーカー)で作っている会なので、教職員かSSWの方ならどなたでも参加できます。お気軽に参加してください。お待ちしております。
新年度が始まりました。皆様、お元気ですか。この研究会では、子どもに関わる指導者や支援者が集まり、自由に、安全に語り、学び合う場です。お気軽にお越しください。尚、コーヒー等のご注文は、アオシマコーヒー1階で、15時30分ぐらいまでに行なってください。
https://www.facebook.com/miyazakikodomosien/
2015年2月8日日曜日
2015年2月5日木曜日
アタッチメントNO.11
前回に続き、玉井邦夫 著「学校現場で役立つ 子ども虐待対応の手引き」(明石書店)
「第2部 虐待を防止するための方法 第6章 子どもへの対応」に、虐待を受けた子どもへの具体的な関わりについて書かれていますので、紹介します。
2 安全であること
学校が子どもにとって安全なところであることを伝えるためには、「失敗や自己表出に対する安心感や安全感を子どもが感じることができる雰囲気が教室の中に必要」です。「安心感や安全感を子どもが感じることができる雰囲気」を作るにはユーモアも大切ですが、気を付けなければなりません。それは、虐待を受けた子どもの自己評価はきわめて低められていることを考える必要があるからです。「馬鹿にする」「笑いものにする」といったパターンの関わりはユーモアにはならず、これらのパターンがユーモアとして受け止められるには、相当の自己信頼が必要である、と書かれています。また、こうした雰囲気作りは、「子どもへの個別的な対応というよりも学級運営の基本的な視点」とあります。
次に、「安心感や安全感」は「子どもがこれから起こることに対して見通しをもつことができることによっても支えられる」、「子どもへの対応方針が教職員集団で統一されている」ことが肝要だと述べられています。
最後に、「行動化」について書かれています。「行動化」とは、虐待を受けた子どもがしばしば起こす集団生活の中でのトラブルのことです。これは、子どもが自分の感情をもてあましたときに、行動にして表すことを意味しています。「行動化」への対応としては、①学校が安全であることを伝えるチャンスであると考える②懲罰を受けることが「責任をとる」ことではなく、「どうすればよかったのかを考えることが『責任をとる』である」ということを伝える、とあります。その際、「問題行動」に対して、「どうして」と問いつめるよりも、「こんなふうに感じているように見えた」「誰々のこの言葉にカッときたように見えた」と指摘する方が有効である、とあります。
「第2部 虐待を防止するための方法 第6章 子どもへの対応」に、虐待を受けた子どもへの具体的な関わりについて書かれていますので、紹介します。
2 安全であること
学校が子どもにとって安全なところであることを伝えるためには、「失敗や自己表出に対する安心感や安全感を子どもが感じることができる雰囲気が教室の中に必要」です。「安心感や安全感を子どもが感じることができる雰囲気」を作るにはユーモアも大切ですが、気を付けなければなりません。それは、虐待を受けた子どもの自己評価はきわめて低められていることを考える必要があるからです。「馬鹿にする」「笑いものにする」といったパターンの関わりはユーモアにはならず、これらのパターンがユーモアとして受け止められるには、相当の自己信頼が必要である、と書かれています。また、こうした雰囲気作りは、「子どもへの個別的な対応というよりも学級運営の基本的な視点」とあります。
次に、「安心感や安全感」は「子どもがこれから起こることに対して見通しをもつことができることによっても支えられる」、「子どもへの対応方針が教職員集団で統一されている」ことが肝要だと述べられています。
最後に、「行動化」について書かれています。「行動化」とは、虐待を受けた子どもがしばしば起こす集団生活の中でのトラブルのことです。これは、子どもが自分の感情をもてあましたときに、行動にして表すことを意味しています。「行動化」への対応としては、①学校が安全であることを伝えるチャンスであると考える②懲罰を受けることが「責任をとる」ことではなく、「どうすればよかったのかを考えることが『責任をとる』である」ということを伝える、とあります。その際、「問題行動」に対して、「どうして」と問いつめるよりも、「こんなふうに感じているように見えた」「誰々のこの言葉にカッときたように見えた」と指摘する方が有効である、とあります。
2015年2月4日水曜日
杉尾先生の紹介
7日(土)は学習会です。今月も事例検討を行います。ゲストとして、兵庫教育大学名誉教授 杉尾宏先生(教育社会学)に参加していただきます。杉尾先生が書かれた本の中から、私が所持している本を紹介します。
「教師の日常生活 ■心やさしきストラテジー教師に捧ぐ」北大路書房(1988年初版)
「教育コミュニケーション論 『関わり』から教育を問い直す」北大路書房(2011年初版)
たくさんの参加をお待ちしております。
「教師の日常生活 ■心やさしきストラテジー教師に捧ぐ」北大路書房(1988年初版)
「教育コミュニケーション論 『関わり』から教育を問い直す」北大路書房(2011年初版)
たくさんの参加をお待ちしております。
2015年1月28日水曜日
お待ちしています
次回の学習会は、2月7日(土)午前9時30分から11時30分までを予定しています。
場所は宮崎市教育情報研修センター1Fレクレーション室です。
事例検討や指導上の悩みを出し合ったりしたいと思います。
さらに、ゲストとして、兵庫教育大学名誉教授 杉尾宏先生(教育社会学)をお呼びして、一緒に参加していただく予定です。たくさんの参加をお待ちしております。
尚、当日は研修センターの利用者が多い、ということでした。時間に余裕を持ってお集まりください。
インフルエンザがまだまだ流行しています。ご自愛ください。
場所は宮崎市教育情報研修センター1Fレクレーション室です。
事例検討や指導上の悩みを出し合ったりしたいと思います。
さらに、ゲストとして、兵庫教育大学名誉教授 杉尾宏先生(教育社会学)をお呼びして、一緒に参加していただく予定です。たくさんの参加をお待ちしております。
尚、当日は研修センターの利用者が多い、ということでした。時間に余裕を持ってお集まりください。
インフルエンザがまだまだ流行しています。ご自愛ください。
2015年1月18日日曜日
ありがとうございました
17日(土)に第11回学習会を行いました。7名の方に参加していただきました。
校内支援体制や子どもの支援についての悩みなどが出され、それについて、みんなで対策を考えました。
コスモス会からも参加していただき、話し合いが深まりました。また、新しいつながりもできました。
とても充実した学習会になりました。参加された皆さん、ありがとうございました。
2015年1月14日水曜日
1月の学習会の案内
みなさん、お元気ですか。
11日ぶりの更新です。
今週の土曜日9時30分から11時30分まで、いつもの宮崎市教育情報研修センターで学習会を行います。今回は不登校の親の会「コスモス会」の方をお呼びしています。いつもの事例検討や情報交換に一緒に入ってもらうことになっています。たくさんの参加をお待ちしております。
11日ぶりの更新です。
今週の土曜日9時30分から11時30分まで、いつもの宮崎市教育情報研修センターで学習会を行います。今回は不登校の親の会「コスモス会」の方をお呼びしています。いつもの事例検討や情報交換に一緒に入ってもらうことになっています。たくさんの参加をお待ちしております。
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6月の研究会のご案内
6月の研究会のご案内です。 日時:6月21日(土)16時から18時 場所:アオシマコーヒー 住所:宮崎市青島2丁目6-5 青島BAR 2F 電話:080-5602-2788 皆さん、お気軽にお越しください。

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11月6日(日)9:00〜18:00に、リフカー研修が行われます。会場は、南九州大学 都城キャンパス(都城市立野町3764番地)です。リフカー研修とは、子どもの性虐待の理解と初期対応、話の聴き取り方を学ぶ研修です。研修内容は、「子どもは性虐待をどのように経験するのか」「虐待を打...
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1月の研究会の会場と時間の変更のお知らせです。 日時:1月18日(土曜日)15:30〜17:30 場所:〒880-1101 宮崎県東諸県郡国富町本庄4544−2 急な変更ですみませんが、よろしくお願いします。 https://www.google.com/maps/place...