2015年5月30日土曜日

6月の学習会案内

皆さん、お元気ですか。
新年度が始まって2ヶ月が過ぎました。
暑さも厳しくなりはじめました。体調はいかがですか。

さて、6月の学習会は、次の通りです。
期日:6月27日(土)午前9時30分から11時30分まで
場所:決まり次第お知らせします。

本研究会は平成24年11月に始まりましたが、現在のように毎月行うようになったのは昨年の6月からです。ちょうど1年が経ちました。(ブログは11月からです)

この間、知り合いに紹介されたという方、12月に行った講演会の案内で会を知ったという方、ブログを見て参加された方など、少しずつ広がっています。

本研究会はスクールソーシャルワーカーや養護教諭、特別支援学級担任、教育社会学の研究者、通常学級の先生等、県内の先生方で不登校や家族支援が必要な児童生徒への支援・指導について学びそして語り合いを行っています。

県内の先生方(校種は問いません)やSSWの先生方で、悩みや関心のある方、お待ちしております。

尚、会についての質問やご相談については、本ブログの「自己紹介」にある「メール」を使ってください。

2015年5月24日日曜日

日本学校ソーシャルワーク学会第10回記念大会 福岡大会の案内

 日本学校ソーシャルワーク学会第10回記念大会が、7月4日(土)・5日(日)、福岡市博多区の福岡国際会場で開催されます。
 初日の午前中、基礎研修 が大会に先立って行われます。基礎研修は、「スクールソーシャルワーカーに求められるもの~学校現場が期待するスクールソーシャルワーカー~」というテーマで行われます。大会要項には基礎研修について「10 周年記念の本大会の基礎研修では今一度基本にもどり、学校運営の立場から「学校現場が 期待するスクールソーシャルワーカー」について語っていただき、あらためて「スクールソーシャルワーカーに求められるもの」について考え、学びを深める機会としたい」と書かれています。

  講師:丸山 涼子先生(大阪府寝屋川市立和光小学校元校長) 

    森原 清先生(山口県周南市立和田中学校校長) 
 コーディネーター:佐々木 千里先生(京都市教育委員会等SSWスーパーバイザー、日本学校ソーシャルワーク学会理事) 

午後から大会が始まり、開会式・基調報告・大会シンポジウムが行われます。


2日目は、午前が口頭発表(研究発表・実践発表)、午後は、課題別分科会です。分科会は、5つに分かれて行われます。



第 1 分科会 「児童生徒のいじめや校内暴力への対応を考える」
第2分科会「子どもの貧困対策とスクールソーシャルワーカー」
第3分科会「生活の困窮と生活支援−夜間中学校や定時制・通信制高校の取り組みから−」
第4分科会「学校ソーシャルワーク実践におけるコンサルテーションの意義と課題」
第5分科会「特別支援教育と学校ソーシャルワーク」

詳しくは、日本学校ソーシャルワーク学会 HPをご覧ください。会員以外でも参加できます。私も本日、参加申込をしました。





2015年5月23日土曜日

「怒り」との関わり NO.5

前回の続きです。

 子ども達は(大人も同様ですが)、自分の第二次感情の「怒り」は捉えることができても、第一次感情を捉えるができないことがよくあります。「B君は今A君に嫌なことを言われたので怒っているよね。言われたときどんな気持ちだったの?」とB君に質問すると、「ムカついたから」や「頭にきたから」と答えました。「ムカつく」や「頭にくる」というのは第一感情ではないので、さらに質問をします。「言われたとき、うれしかった?悲しかった?それとも何にも思わなかった?」と。このとき、「悲しい」と答える子どももいますが、答えることができずに黙っている子どももいます。後者については、次回述べたいと思います。
 前者の場合は、「悲しい気持ちだったんだね」とB君が捉えている感情を一緒に確認し、次に、B君がA君にどうしてほしいと思っているのかをB君に質問します。仮に、「もう言わないでほしい」とB君が言ったとします。その時は、B君に「そのことをA君に伝えてみようか」と言います。必要ならば、私がA君役になり、伝える練習をします。
 
 

 

2015年5月17日日曜日

「怒り」との関わり NO.4

今回は私がどのように子どもの「怒り」と関わっているかを述べてみたいと思います。

「怒り」は第二次感情であると言われます。第二次があればその前に第1次感情があります。第一次感情とは、「悲しさ」「寂しさ」等であることが多いと思います。例えば、A君がB君に、言葉によるちょっかいを出したとします。それもB君が言われたら嫌がる(気にする)言葉を。B君はやめてほしいと思っていましたが、「やめて」とは言えませんでした。しばらくして、B君が激しく怒った表情でA君に殴り掛かろうと近寄ってきました。このような場面は子どもの生活ではよくあります。
 B君の第二次感情は「激しく怒った表情」から「怒り」であることが容易に分かります。第一次感情は何でしょう。この場合の第一次感情は、「傷つく言葉を言われた」ことによる「悲しみ」であると思います。
 私が子ども同士のトラブルに遭遇し双方の話を聞いてみると、子ども達は自分の感情を捉えていないことが多くあります。

 子どもに話を聞く時は、「今A君を殴ろうとしていたけど、どんな気持ちだったの?先生に教えて。」とB君の気持ちや感情を問います。答えられない場合は「B君はA君を殴ろうとしていたよね。先生にはB君がとても怒っているように見えたけど、何かあったの?」と問います。これらの問いにB君が答えることを通して、B君自身が第二次感情を捉えることができます。

第一次感情については次回書きます。

 
 



ありがとうございました

5月の学習会を、宮崎市教育情報研修センターで行い、初参加者1名を含めて、4名の参加者でした。参加されたみなさん、ありがとうございました。6月もお待ちしています。

6月の学習の日時、場所は決まり次第お知らせします。

研修ツアーのお申込み

  研修ツアーまであと2週間となりました。参加を希望されている方は、11月23日23時59分までにメールでお申し込みください。 メールアドレス miyakodo24@gmail.com お待ちしております。