2015年6月27日土曜日

ありがとうございました

6月の学習会を、4名の参加者で行うことができました。
いろいろな行事と重なったために参加できなかった先生方も多くいらっしゃいました。
次回の参加をお待ちしております。

次回は、7月25日(土)に開催します。場所は決まり次第紹介します。

体調を壊しやすい季節です。皆様、ご自愛ください。

今日は学習会です

今日は6月の学習会です。
時間はいつもの午前9時30分から
場所は宮崎市教育情報研修センター 1F レクレーション室
です。

子どもの支援や指導を行うには、知識とスキルとエネルギーが必要です。
私たちの学習会は、県内の教職員(特別支援教育担当や養護教諭の先生方もいます)とSSWが集まっています。それぞれの先生方の支援や指導上の悩みなどを少しでも解決または軽減するために、みんなで知恵を出し合っています。新しい考え方や情報を得る場にもなっています。また、悩みを話したり、話を聞いてもらうことでエネルギーを得ることもできます。

事前連絡なしで、突然来られても大丈夫です。お気軽に参加してください。
いつでもお待ちしております。




2015年6月14日日曜日

「怒り」との関わりNO.7

今回は、「傾聴」について書きます。

「傾聴」に関しては、インターネットや本でもいろいろな方が書かれているので、ここでは、「準拠枠」について述べたいと思います。

例えば路上で一匹の子猫に出会ったとします。子猫を見て思ったり感じたりすること、また、行動は、人によってそれぞれ違います。Aという人は、かわいそうだと思う。Bという人は、かわいいと思う。Cという人は、かわいそうだけど自分には何もできないと思う。Dという人は、猫が嫌いである。A〜Dの4人の感じ方は、それぞれ違います。
「一匹の子猫と出会う」という同じ事象に出会っているのに、感じ方が違うのは、その人が使用している”メガネ”が違うからです。その人がそれまでに経験したことや出会った人、学習したこと、感じてきたことなどの違いから、その”メガネ”の見え方は人それぞれ違ってきます。この”メガネ”を心理学では「準拠枠」と呼んでいます。

ある事象に対して、相手にはどのように見えて、感じているのかを想像しながら「話を聴く」こと、すなわち、相手の準拠枠で聴くことを「傾聴」と言います。

子どもたちもそれぞれの準拠枠をもっています。子どもの準拠枠で話を聴こうとすることで、大人は「子どもにはどのように見えているのか、感じているのか」を想像しながら子どもの話を聴きます。大人の聴き方が変わると、子どもは今までより聴いてもらっていると感じると思います。そして、子どもに、「この大人に話してみよう」「話してみてもいいかな」と思ってもらえるのかもしれません。








2015年6月10日水曜日

「怒り」との関わりNO.6

NO.5の続きです。

嫌なことを言われて怒っている子どもに、「言われたとき、うれしかった?悲しかった?それとも何にも思わなかった?」と質問をします。このとき、「悲しい」等の第1次感情を答えることができずに黙っている子どももいます。

子どもが黙っている場合、子どもは以下のように思っているから「黙っている」と考えられます。①話して聞いてもらえない(分かってもらえない)。②どのように話したらいいか分からない。③自分がどのように感じているかが分からない。

①のとき
大人は「傾聴」に心がける必要があると思います。「傾聴」により、子どもは「この人に話してみよう」という気持ちになるかもしれません。傾聴については、次回述べます。

②のとき
子どもの話を聞くときに、紙(ポスター等の広さのあるもの)とマジックを用意します。紙に、子どもが話したことを時系列に大人が書いていきます。事実とその時の気持ち等も書きます。一通り書き終わったら、書いたものをもとに子どもとさらに詳しく話し合います。書き方の形式等は自由です。
この活動の利点は、とにかく子どもが自身の言葉を見つめ、その時の気持ちを捉えやすくなる、子どもの状況や気持ちなど、子どもの言っていることが大人にとって理解しやすくなる、話し合いの記録として残すことができる、ことが挙げられます。

③のとき
方法としては、②と同じです。違う点は、気持ちの変化に重きを置いて書いていくという点です。嫌なことを言われる前の気持ちにまで遡って聞き取って書いていくと、子どもは「自分の気持ち」に焦点を当てて思い出そうとするので、気持ちの変化に気づきやすくなると思います。

②と③を行うとき、相手の気持ちに対して子どもが想像したり思ったことは、ペンの色を変えて書き込みます。この作業で、子どもは「相手の気持ちを想像する」ことや相手を理解しようとすると経験をします。

この方法は、子どもの同意を得た言葉をそのまま記しているので、保護者に説明を求められたときにも有効であると思います。また、子ども同士のトラブル解決にも有効だと思います。

2015年6月3日水曜日

6月学習会の案内②

会場が決まりましたので、改めて案内します。

期日:6月27日(土)午前9時30分から11時30分まで
場所:宮崎市教育情報研修センター 1F レクレーション室

お待ちしております。

2015年5月30日土曜日

6月の学習会案内

皆さん、お元気ですか。
新年度が始まって2ヶ月が過ぎました。
暑さも厳しくなりはじめました。体調はいかがですか。

さて、6月の学習会は、次の通りです。
期日:6月27日(土)午前9時30分から11時30分まで
場所:決まり次第お知らせします。

本研究会は平成24年11月に始まりましたが、現在のように毎月行うようになったのは昨年の6月からです。ちょうど1年が経ちました。(ブログは11月からです)

この間、知り合いに紹介されたという方、12月に行った講演会の案内で会を知ったという方、ブログを見て参加された方など、少しずつ広がっています。

本研究会はスクールソーシャルワーカーや養護教諭、特別支援学級担任、教育社会学の研究者、通常学級の先生等、県内の先生方で不登校や家族支援が必要な児童生徒への支援・指導について学びそして語り合いを行っています。

県内の先生方(校種は問いません)やSSWの先生方で、悩みや関心のある方、お待ちしております。

尚、会についての質問やご相談については、本ブログの「自己紹介」にある「メール」を使ってください。

2015年5月24日日曜日

日本学校ソーシャルワーク学会第10回記念大会 福岡大会の案内

 日本学校ソーシャルワーク学会第10回記念大会が、7月4日(土)・5日(日)、福岡市博多区の福岡国際会場で開催されます。
 初日の午前中、基礎研修 が大会に先立って行われます。基礎研修は、「スクールソーシャルワーカーに求められるもの~学校現場が期待するスクールソーシャルワーカー~」というテーマで行われます。大会要項には基礎研修について「10 周年記念の本大会の基礎研修では今一度基本にもどり、学校運営の立場から「学校現場が 期待するスクールソーシャルワーカー」について語っていただき、あらためて「スクールソーシャルワーカーに求められるもの」について考え、学びを深める機会としたい」と書かれています。

  講師:丸山 涼子先生(大阪府寝屋川市立和光小学校元校長) 

    森原 清先生(山口県周南市立和田中学校校長) 
 コーディネーター:佐々木 千里先生(京都市教育委員会等SSWスーパーバイザー、日本学校ソーシャルワーク学会理事) 

午後から大会が始まり、開会式・基調報告・大会シンポジウムが行われます。


2日目は、午前が口頭発表(研究発表・実践発表)、午後は、課題別分科会です。分科会は、5つに分かれて行われます。



第 1 分科会 「児童生徒のいじめや校内暴力への対応を考える」
第2分科会「子どもの貧困対策とスクールソーシャルワーカー」
第3分科会「生活の困窮と生活支援−夜間中学校や定時制・通信制高校の取り組みから−」
第4分科会「学校ソーシャルワーク実践におけるコンサルテーションの意義と課題」
第5分科会「特別支援教育と学校ソーシャルワーク」

詳しくは、日本学校ソーシャルワーク学会 HPをご覧ください。会員以外でも参加できます。私も本日、参加申込をしました。





研修ツアーのお申込み

  研修ツアーまであと2週間となりました。参加を希望されている方は、11月23日23時59分までにメールでお申し込みください。 メールアドレス miyakodo24@gmail.com お待ちしております。