2015年3月3日火曜日

アタッチメントNO.18

玉井邦夫 著「学校現場で役立つ 子ども虐待対応の手引き」(明石書店)「第2部 虐待を防止するための方法 第6章 子どもへの対応」の、虐待を受けた子どもへの具体的な関わりについて紹介しています。今回は、「感情への気づきと表出を促すその他の手だて」について、紹介します。

感情への気づきを深めていかせるための手立て
・普段どおりに生活しているなかで、さまざまな感情について探索させることを常に心がける。「学校の中で一番いやなことは何か」「一番楽しいことは何か」等。
・子どもによっては、好き嫌いを明確に表現できない子どももいるので、練習する。
・日記のような活動で自分の感情を振り返る。
・自分が現在とらわれている感情を自覚できていない子どもに対しては、その子の声の調子や大きさ、姿勢、表情、言葉遣いなどを具体的に指摘し、そのような現れ方をしている感情とはこれこれの感情である、と説明する。

玉井邦夫 著「学校現場で役立つ 子ども虐待対応の手引き」(明石書店)の紹介は今回で終わりです。本書には、「子どもへの対応」以外にも、「保護者への対応」、「校内連携、関係機関との連携」など、虐待対応について詳しく書かれています。


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