2014年12月23日火曜日

講演会の感想 と 第2弾 不登校ゼロの達成(明治図書2006年3月初版・2007年3月再版)

講演会の感想の一部を紹介します。

「小野先生の講義は数回聞きましたが、結果を出せる実践なので、とても興味をもっています。専科を担当していろいろな子どもさんとふれ合う中で、これまでの経験だけでは授業への集中や学力保障が難しくなる傾向の現状を日々感じています。データの取り込みや、明確に分かりやすい分析の仕方など勉強になりました。(略)客観的な調査・分析によって、対応の仕方が分かり、今後の実践につなげていきたいです。」

「不登校の子どもの学習面だけでなく、体力面も注目しなければならないこと、また、家庭内での関わり方を変え、回避行動を容認しない、不安を低いところから段階を踏んで経験していくことによって、子どもが自己適用でき、自分自身のセルフコントロールができるようになるというのが分かりました。ソーシャルワークの勉強中ですが、このような先生のお話をお聞きすることができ、今後の学習や実践に活かしたいと思います。」

小野先生の著書紹介第2弾では、不登校ゼロの達成(明治図書2006年3月初版・2007年3月再版)を紹介します。
本書は、
第 Ⅰ章  不登校ゼロの達成と維持
第Ⅱ章 不登校の個別支援計画の進め方
第Ⅲ章   不登校の解決事例の実際
第Ⅳ章   不登校ゼロのための8か条 
の4つの章からできています。

第Ⅰ章では、第1弾で紹介したA町での不登校減少プロジェクトの説明や経過、その後の結果が書かれています。第2章では、不登校の支援計画の必要性、支援計画のつくり方と進め方ということで、「6つのステップ」が書かれています。6つのステップとは、
ステップ1:再登校支援体制確立会議—保護者の明確な依頼を受けて教師は動きましょう
ステップ2:個別支援計画決定会議—その子にあった再登校計画を立てよう
ステップ3:再登校個別支援計画実施状況点検会議
ステップ4:再登校予定日事前会議
ステップ5:再登校状況点検会議
ステップ6:計画的介入終結会議 のことを指します。

詳しいことは、本書を読んでください。ステップ2の「再登校準備段階評価表」は、「通所状況」「計画作成状況」「学習達成状況」「社会的スキル」「身体的状況」等、10の領域が3段階に分類されており、準備段階の把握や評価にとても活かせると思います。

今日はここまでです。

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