今日は、アタッチメント障がいについて書きます。
玉井邦夫氏の「学校現場で役立つ 子ども虐待対応の手引き」(p135)に虐待を受けたことによる子どもの言動を理解するうえで重要な概念として、アタッチメント障がいについておおよそ次のように書かれています。本書では「愛着」・「愛着障害」と表記されていますが、ここでは「アタッチメント」・「アタッチメント障がい」と記します。
アタッチメントは、概ね、生後3〜4年の間にその基盤が形成されると考えられている。健康的なアタッチメントが形成されることは、「自分は価値ある存在であり、世界は交渉にたる環境である」という感覚を子どもに与えることになる。特定の養育者との間に確固たるアタッチメントを形成できた子どもは、長じて、健康的な自尊感情を発達させ、友人との友好的な関係を結び、ものごとを肯定的にとらえていく認知を獲得することができる。
「アタッチメント障がい」とは、この裏返しであると理解できます。
次回は、アタッチメント障がいの現れを概観することにします。
参考・引用文献
玉井邦夫 著「学校現場で役立つ 子ども虐待対応の手引き」(明石書店)
2月の研究会は2月10日(土)16時から18時まで、アオシマコーヒーで行います。お待ちしております。
https://www.facebook.com/miyazakikodomosien/
2014年11月17日月曜日
登録:
コメントの投稿 (Atom)
研修ツアーのお申込み
研修ツアーまであと2週間となりました。参加を希望されている方は、11月23日23時59分までにメールでお申し込みください。 メールアドレス miyakodo24@gmail.com お待ちしております。
-
11月6日(日)9:00〜18:00に、リフカー研修が行われます。会場は、南九州大学 都城キャンパス(都城市立野町3764番地)です。リフカー研修とは、子どもの性虐待の理解と初期対応、話の聴き取り方を学ぶ研修です。研修内容は、「子どもは性虐待をどのように経験するのか」「虐待を打...
-
第1弾は今日で終わりです。 今回は「Ⅳ 不登校問題解決に向けて」を紹介します。 Ⅳ章では、不登校問題解決のための、教育委員会、学校管理職、教師、養護教諭のさまざまなレベルでのシステムが提案されています。 教育委員会の役割の中で、「再登校支援成功教師と他校教師との学び合い...
-
8月の研究会のご案内です。 日時:8月26(土)16時から18時 場所:アオシマコーヒー 住所:宮崎市青島2丁目6-5 青島BAR 2F 電話:080-5602-2788 皆さん、お気軽にお越しください。 日
0 件のコメント:
コメントを投稿