前回の続きを紹介します。
⑤ 探索行動の難しさ
・見知らぬ状況に置かれたときに、養育者の様子をうかがうなど、自分
の行動の手がかりを探すような行動がとれない
・養育者と離れることが難しいために、自分の置かれた環境の中にある
おもちゃなどを確かめたり試したりする行動が制限されてしまう
⑥ コントロール行動(支配行動)
・養育者を過剰にしきりたがり、懲罰的に(攻撃的威圧的に)コントロ
ールしようとする
・養育者に向けての過剰な気遣いや不適切な世話をする行動がある
⑦ 養育者との分離を経験した後、再会する場面での反応の不自然さ
・一度養育者から離れた後で再会したときに、スムースに愛着的なやり
とりに戻ることができない
・再会したときに、無視や避けること、過剰な怒り、愛情の欠如などを
示す
さらに、次のように書かれています。
「養育者」という用語を「担任」あるいは「親しい(と思われる友
人)」などに読み替えると、アタッチメント障がいが学校でどのような
現れをしてくるのかイメージがもちやすくなると思われる。それは、
「非常に不安定な対人関係のとり方」であり、「予測のしにくい気分や
態度の変動」なのである。
参考・引用文献
玉井邦夫 著「学校現場で役立つ 子ども虐待対応の手引き」(明石書店)
2月の研究会は2月10日(土)16時から18時まで、アオシマコーヒーで行います。お待ちしております。
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2014年11月19日水曜日
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