2014年11月18日火曜日

アタッチメントについて NO.4

アタッチメント障がいが子どもの言動にどのように現れるか、玉井邦夫氏の「学校現場で役立つ 子ども虐待対応の手引き」(p135〜137)には次のように書かれています。

① 愛情の表現方法のおかしさ
 ・温かく情愛に満ちた相互関係をとることができない
 ・見知らぬ大人との関係でもみさかいなく愛嬌をふりまく
② 心地よさを素直に追求することの困難さ
 ・打ちのめされたり、傷ついたり、病気になったりしたときに、素直に
 心地よさを追求することができない
 ・奇妙で両価的な方法(ひねくれた物言いや、親和性と恐怖が混在する
 ような態度など)で心地よさを追求するようにふるまう
③ 援助への信頼感の歪み
 ・極度な依存を示す
 ・必要なときにサポートのために愛着の対象を求めたり利用したりする
 ことができない
④ 協働活動のおかしさ
 ・養育者の要求に対する素直さが見られない
 ・過剰な要求をしてくる
 ・強迫的な従順を示す

残りの3点は、次回紹介します。

参考・引用文献
玉井邦夫 著「学校現場で役立つ 子ども虐待対応の手引き」(明石書店)

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